小雨の音の耳打つ夜に

雑記・備忘録

はじめに

小雨さんは今現在、無職である。
友人の家に居候し、貯めた金を切り崩しながら暮らしている。
日々はとりとめもなく過ぎていく。

小雨さんはなかなか忘れっぽい。
一年くらい前の自分の日記を読み返すと、覚えていないことがまあまあ書いてあってびっくりする。
五年も前の日記となると、小雨さんには思いもよらない発想が小雨さんの字で綴られていて、不思議な気分になる。

五年前の自分は、もはや他人なのだろうか…?

そんな小雨さんであるが、いつしか日記を書くことをやめてしまった。面倒になったのかもしれない。あるいは、ペンをとりたくなるほどの出来事が起きないのか。

とにかく、物事を忘れがちな小雨さんのうたかたの日々を、日記の代わりにここに記録することにした。
まぁ、早い話が備忘録である。

***きょうの小雨さん****

・早起きするつもりが、目覚めたら13時前
・燃えるごみを出しそびれるが、中身をぎゅうぎゅうに押し込んで余白を作り、まだ出すひつようがなかったことにする
・図書館に行く。コピーしたい資料があったが、小さな用紙に記入しカウンターで手続きしなければコピーできないことを知り、億劫になってやめる
・帰り道、桜がほぼ満開
・夕飯の材料を買い出しにスーパーへ。料理しながらビール(発泡酒)をあおるのがささやかな楽しみであったが、近ごろ節約を心に決めたばかりなので5分ばかり購入をためらう。しかし結局3缶をカゴにほうりこむ
・夕飯はナスとブロッコリーのカレー

以上